オセロに関連した歌詞入りの素敵な歌について紹介する

雑記

レミオロメンというロックバンドをご存じですか。レミオロメンは、私が最も好きなアーティストの一つで、生きる上での葛藤や、月日の移ろいや、四季の美しさなどを歌う曲が多く、そのどれもが心の琴線に触れるものばかりです。

好きな曲を選ぶうえで重要視する項目は、人それぞれ違うと思います。
リズム、メロディ、歌詞、韻、などなど。

私はこの中でも、歌詞をとても大事にしています。似たような意味合いの言葉が複数ある中で、作詞者はなぜこの言葉・表現を選んだのだろうと思いを巡らせ、その歌詞の先にある言語化されていないメッセージについて思いをはせるのが好きなのです。好きな曲を聴いていると、自然と歌詞の情景と自分の人生が照らし合わされて、エモーショナルな気持ちになります。

レミオロメンの楽曲の中で、ご紹介したい素敵な曲は本当にたくさんあるのですが、本記事ではその中でもオセロに関連する歌詞が登場する曲について紹介したいと思います。

それは、「プログラム」という曲になります。今はなき「センター試験」というワードが歌詞に登場する、とてもレアな曲でもあります。この歌はとても比喩表現が多くて、言葉遊びが美しくて、聴く人によって解釈が多様に分かれる歌のように思います。以下に歌詞を一部引用します。
引用元:Uta-Net (レミオロメン プログラム 歌詞 – 歌ネット (uta-net.com), 2024/08/25閲覧)

夜を突き抜ける星は空に空いた穴
宇宙の外から差し込む
その光を大きなビンに集めて
虫眼鏡で未来占う

もしもすべてを知ろうとするのならばどれほどの器がいるのかな
あふれだした水宇宙を彷徨って
永遠をかけて出来た星

その地平に花が咲いて
蜂は蜜を集めて
戦車とミサイルでオセロするんだ

ねえどうして僕らは生きているの
二重螺旋を紐解いて
因果もはかれずにサスペンス
動悸衝動息切れするよ

プログラムされたら
カリキュラムたて
センター試験受けてる

何千年、何億年と月日が過ぎている中で見れば、「今」はほんの一瞬に過ぎない。
そんな「今」をDNAの二重らせん構造に刻み付けられた行動原理、そして現状の社会の常識、決まり、規則に縛られながら、まるでプログラムされているように生きている私たち。
そんな中、ふと疑問が浮かぶ。一体私は何のために生きているのだろう。

こんな風に、自分の生きる意味について、深く葛藤しながら生き続ける、そんな様子を歌っているのではないかと私は考察しています。

この曲のBメロにご注目ください。「”戦車”と”ミサイル”で”オセロ”するんだ」オセラーが聴いたら百人中百人が反応するであろうワードが並んでいます。この歌詞のすごいところは、「戦車」と「ミサイル」がそれぞれオセロの定石になっているところと、もう一つあります。「戦車」は「斜めどり進行で黒持ちが仕掛ける定石」であるのに対して、「ミサイル」は「縦どり進行で白持ちが仕掛ける定石」であることです。この作曲をされたボーカルの藤巻亮太さんは、実はオセラーなのではないかと疑いたくなってきます。(それは言い過ぎですね笑)

この記事で少しでもレミオロメンについて興味を持っていただけたならうれしいです。
私の一押しの曲は「流星」、「アカシア」、「紙ふぶき」。
どれも人生について歌っている、素敵な歌です。

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