Day1がついに開始!
本日は7/26。ついに大会がスタートしました。総参加者はなんと87名。
そのうちおよそ50人くらいが中国の選手。日本からは私を含めて7名の選手が参加しました。
大会会場の左手には、長テーブルがつながっており、そこに各部門の上位者に贈呈されるであろうトロフィーやメダルがたくさん並んでいます。その横には大会の運営に使用するであろうPCが置いてあり、そのPCを囲んで、5〜6人くらいのスタッフが(別室にもPCがあり、他のスタッフの方々もいらっしゃいます)話し合いをしていました。そしてそのPC前の椅子に座り、画面をじっと見つめている人物を見ると!それは、ソンヤン選手でした。これまでYouTubeの世界選手権の中継でしか見たことがない、中国トッププレイヤーのソンヤンさんが目の前にいることにめちゃくちゃ感動しました。
本日の試合の対戦相手はすべて、中国の選手でした。言葉の壁があるため、挨拶や試合前後のやり取りに支障が出ないか心配していましたが、すべて杞憂でした。向かい合って座り、顔を合わせると双方が自然と笑顔になりました。
私は初海外ということもあり、外国語でのコミュニケーションにあまり慣れていませんでした。そのため、中国人相手にも「よろしくお願いします」とガチガチの日本語を使い続けていました。お昼ご飯の時に、Y七段から「ずっと外国人選手にも日本語で話しかけてません?」ってツッコまれてしまいました笑
大会概要
大会は、予選が11試合あり、その結果をもとに、各部門の上位選手がFinals roundで戦います。
一日目7/26は1-7回戦、二日目7/27は8-11回戦+Finals roundです。
予選は全試合、持ち時間25分で行われました。そして引き分けあり方式。色は、マッチング時に自動で決められます。色が自動で決められるルールは私的にはとても良いと思いました。というのも、私は伏石が弱すぎて、持ち色が偏ってしまうことが非常に多いからです。
マッチング方式は断定はできませんが、現時点で順位を並べ、重複のないように上からマッチングしていく方式に近かったと思います。現地の人の情報によると、同じ国のプレイヤー同士は、あまり当たらないように補正がかかるとのことでした。(とはいえ、絶対に当たらないわけではないそうです。予選ラウンドの後半では、毎年、日本人同士が当たるのが恒例とのことでした。)そしてポイントはブライトウェル方式で算出しているように感じました。
第6回戦 VS Shi Peipeiさん(中国)
さて、印象に残った第6回戦を振り返ります。
第6回戦の対局相手は中国のShi Peipei選手。この方は、第二回戦で中国のトッププレイヤーソンヤンさんを撃破し、さらに三回戦目で日本のS七段(当時の段位で表記)に勝利しているプレイヤーでした。調べてみると、WOC2024で中国代表としても出場していたようです。
私が黒、Peipei選手が白、ベルグタイガーから試合は進行。ベルグタイガーは、黒からも白からもいろんな仕掛け手順があるため、力戦勝負になりやすい印象があります。
相手に左辺をとらせてしばらく進んだ盤面1。

ここで打ったF6は好手でした。F6によって、E7が黒になります。相手は下辺を取る(C8)と、F8を余裕手にできます。一方、もし白が下辺をとらなければ、私が次にF8と打つことで、相手の手をまったく増やさずにきれいに下辺をとることができます。そのため、私のF6は白にC8を打たせる強い強制力が働きます。
しかしながら、相手がC8を打つと、左下に白から打てない5つ空き、すなわち逆偶数の種ができます。私は普段、黒を持つときには逆偶数の種づくりを意識していることが多いです。
終盤に差し掛かった盤面2。

私はD1の後にH2と打たれた場合、自分の稼ぎが少なくなるような感覚がぬぐえなかったため、F2を選択してしまいました。盤面2において、D1H2と進んだ場合の盤面を以下の盤面3に示します。

右下の四マス空きに着手してから右辺をとっていく流れが、全然稼げないようなイメージを持っていたんですよね。七列真っ白になる、下辺も白に確保されてしまう……みたいに。でも実際は、10石以上の差をつけて勝利できます。
こういうときは、脳内で盤面をできる限り進めて、終局時に自分の石がどこに存在するかをイメージすることが大切だと感じました。局所的な相手の取り分だけをもとに「全然稼げなさそう」と判断することが如何に危険かを学びました。
ラスト8マス空きの盤面4。

本番面で打ったH7は、罠要素を含む強い手だと思います。相手はH6以外打てません。H7を打った直後の盤面を盤面5に示します。

盤面5において、もし相手がF1やE1やG1を打ってしまった場合は黒のH8が強烈です。ブラックラインを白で通したまま盤面を進めることができるため、最終的に黒がH1とG1を連打できる展開になります。ですが相手は強豪のPeipeiさん。間違えてはくれません。的確にH6で対応されてしまいました。
残りは手なりで進み、何とか6石勝ち。まさに死力を尽くしてもぎ取った勝利でした。
Day1の全試合が終了!
大会一日目の全7試合がすべて終了しました。私の現段階での成績は5.5勝の491ポイントで、全体の5位で一日目を終えることとなりました。まずまずの成績です。
現段階で上位陣は日本と中国のプレイヤーで埋め尽くされていました。明日からは組み合わせの仕様上、さらに厳しい戦いが続くと予想されます。

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